体に良くないと言われる農薬をできるだけ摂取したくないという思いから、オーガニック野菜や有機野菜を購入したいと思っているけど、それらの食材は価格が高く、毎日購入するのは難しいと思う方も多いのではないでしょうか?
最近では残留農薬の体への影響が疑問視され、オーガニック野菜、有機野菜、無農薬野菜など、スーパーなどでもよく見かけるようになりました。しかし、オーガニックも、有機も国に認められた農薬の使用は許可されています。無農薬野菜と宣伝している食材でも、以前に使用した農薬の成分が土に残っていたり、隣の畑から化学肥料が飛んできたりの可能性もあり、その土地で育った作物に残留農薬が含まれる可能性は完全には否定できません。
それらのことを踏まえて、残留農薬に対して自分でできる除去法があればぜひ知りたい!と思いませんか?私は有機野菜や無農薬野菜を購入できなかったときは、以下の方法でしっかり対処しています。どちらもとっても簡単な方法ですので、試してみてはいかがでしょうか?
1.流水で洗う
野菜や果物に使用される農薬の多くは水溶性で、水で洗うことで溶けて流れていきます。しかし、水溶性以外の農薬はさっと洗ったくらいでは除去できません。そこでポイントになるのは、野菜や果物を流水で30秒以上しっかり洗うことです。流水で洗うことで、水溶性ではない農薬も水の勢いで剥がれ落ち、ある程度は落とすことが出来ます。
今までの食材の洗い方をちょっと工夫するだけなので、生活にも取り入れやす方法です。
2.重曹水で洗う
アメリカの一般家庭でもよく使用されているもっとも人気な方法です。(重曹は必ず食用のものを使用してください。)重曹は「炭酸水素ナトリウム」と呼ばれるアルカリ性物質です。これが酸性の農薬を中和してくれます。
- ボウルに水を入れて、小さじ1~2杯の重曹を溶かします。(多くても少なくても大丈夫!だいたいで調整して)
- 野菜や果物を1分ほどつけ置き(長い時間浸けすぎると野菜や果物の栄養も溶け出してしまうので1分以上は浸けないように注意)
- 流水でよく流す。
重曹は価格も安く手に入りやすいし、食用だと万が一すすぎ残りがあっても安心です。気軽に実践できるので、ぜひ試してみてください。
食材の残留農薬を除去についてのまとめ
今回は、とっても簡単にできることを2つだけ紹介しました。私はいきつけのスーパーでオーガニックのベビーリーフをよく購入するのですが、他のものと比べるとやはり価格は高く、いつ行っても、商品が回転していない感(売れていない感)は否めません。そのため、古くなっていたり、葉っぱがとろけていたりで、買えない時もよくあります。とっても残念ですがそういう時は気持ちを切り替えて、普通のベビーリーフを購入して、いつも以上に念入りに重曹で洗っています。
頑なにオーガニックに固執して、ストレスが溜まってしまうと本末転倒。サッと気持ちを切り替えて、今できる最善の方法を選ぶようにするといいと思います。